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サラリーマンを経て、家業の料亭を継いで奮闘中の毎日です。以前はあまり興味の無かった茶道もいつの間にやらハマってしまって、最近はお茶を点てている時がいちばん落ち着くようになりました。そんな経験を活かし、お茶に興味がある方や全く経験が無い方にも茶道の楽しさを伝えられたらいいなあと思い、その方法を模索中です。

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2009年7月 4日 (土)

美ささ苑のはじまりについて  その1

 
今から三十数年前、お付き合いのあった古美術商から
「獨楽庵」の話が舞い込んできました。

その茶室は利休さんゆかりの茶室で芝白金にあり、
もう朽ちかけているとのことです。
持ち主がその土地を道路の拡張のため誰か茶室の
引き取り手はいないかということでした。

当時、織物で財を築いていた先代は美術品に大変興味があったため
直感的に心惹かれとにかく見てみましょうということになったのです。

それから古美術商の山田三郎さんと数寄屋建築家の藤井喜三郎さんの
案内で茶室を見に行くことになりました。

~ その時の様子を後年、藤井さんはこう語っています ~

「山田三郎さんからの話で、こわれかけた茶室があるのだが、
由緒があるのでどんなものか鑑定してほしいということでした。
行ってみると、壁もだめ、畳もボロボロ、あちこち雨漏りがしている、
ちょっと見るととてもいけません。でも、中にはいって仔細に見てみると、
実に良くできている。不昧公が大事にしていた茶室の雰囲気がある、
写したもの、復元したもので、二代目に違いはないが、よくできています」

初対面だった先代と藤井さんとの間に、こんな会話があったそうです。

先代:「この茶室使いものになるのでしょうか」
藤井:「ええ、これは日本にたった一つしかない茶室です。
    不昧公が大事にした利休さんゆかりの茶室だけに、良くできています。
    復元すればいい茶室になるでしょう・・・」
先代:「そうですか、では、あなたがちゃんと復元してくれますか」
藤井:「ええ、復元される場合はお引受けします」
先代:「じゃあ、いただきます」

 ~ 藤井さんはその度胸と決断のよさにびっくりしたといい、こう語っています ~

「奥さん(先代)は即、無心でお買いになった。私の言葉を信用して、
そうとうの大金でしたが、ポンとはたいてです。私は感激しましたね。
そして大いなる責任を感じました」

つづく
 

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